今回は、「鳥居」について徹底的に解説をさせていただこうと考えております!
神社に入ってまず目に入るのが鳥居ですよね。神社における象徴的な存在ともいえる「鳥居」にはどのような意味や種類があるのかをご説明させていただこうと考えています。
鳥居についての解説
- 一の鳥居とは?
- 神社にとって「鳥居」とはどのような意味があるのか
- 鳥居の語源について
- 鳥居にはどのような種類があるのか
- 日本最大の鳥居
- 千本鳥居とはどのようなものか?
神社の建築や配置には、すべて意味があります。
門前町・参道・鳥居などの建造物を詳しく知りたい方はこちらへ。
👉【神社建築の基本と意味をわかりやすく解説①】
一の鳥居とは?

一般的な神社において、鳥居が一つあるのが基本です。
しかし、特に広大な敷地を持つ神社では、二つ以上の鳥居があります。境内の外側にある鳥居から一の鳥居・二の鳥居・三の鳥居と呼び、一の鳥居から順に鳥居をくぐり参道を通って社殿までたどり着くことが出来ます。通常、三の鳥居まであるのが一般的です。
鳥居をくぐった後は、次にこの作法を行います。
必ず抑えておきたい参拝作法はこちら!
→ 【参道の歩き方について詳しく見る】
・神社にとって「鳥居」とはどのような意味があるのか

鳥居は神域と俗世との境界を示し、神聖な神域を区切る役割があります。また、鳥居をくぐることで参拝者が悪い運気を払い、浄化させるとも言われています。
・鳥居の語源について

鳥居の語源について有力な3つの説をご紹介したいと思います。
一説には天照大御神にまつわる有名な日本神話である天岩戸の神話にて「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」が止まった宿り木をルーツとする鶏居(鶏の止まり木)であるという説です。
一つは神様が「通り入る」という意味が転じた言葉という説です。
もう一説にはインド仏教にみられる「トラナ」と呼ばれる門や海外の建築様式から起源を求める説があります。
神社の建築や配置には、すべて意味があります。
社務所・神門・社殿の構造を詳しく知りたい方はこちらへ。
👉【神社建築の基本と意味をわかりやすく解説②】
・鳥居にはどのような種類があるのか
材質
木材で作られた「木鳥居」、石で作られた「石鳥居」、金属を用いた「金鳥居(かなどりい)」が存在します。



・鳥居の形式

日本三景の一つとして名高い「厳島神社」の大鳥居と同様に両部鳥居を使用しています。
名称にある両部とは密教の金胎両部(金剛・胎蔵)をいい、神仏習合を示す名残であると言われています。四脚鳥居などの別名があります。
鳥居には大きく分けて2種類の形式があり「神明鳥居」と「明神鳥居」があります。
神明鳥居(しんめいとりい)

最も一般的で歴史の古い鳥居。上の横柱がまっすぐで見た目も作りもシンプルな鳥居。横柱(笠木)に反りがなく一直線で、二段目の柱(貫)が支柱部分より突き出ていないことが特徴です。神明・天祖と呼ばれる天照大御神を御祭神とする神社は、ほとんどこの神明鳥居を使用していらっしゃいます。
こちらではどうして神明鳥居が使用されているのでしょうか?
➡【上杉謙信公がお祀りされている春日山神社のBLOG】
明神鳥居(みょうじんとりい)

上の横柱(笠木)が天に向かって反っているのが特徴となる。柱も地面に対して少し傾斜をつけてたてられる。木造で朱塗りであるのが主流。ご祭神が天照大御神の系譜を辿っていないことが多くあります。
こちらでも明神鳥居を用いています.
➡【素戔嗚尊が御祭神の大宮氷川神社の参拝記録はこちら】
もう少し細かく分類すると神明鳥居(しんめい)・伊勢鳥居・鹿島鳥居・靖国鳥居・明神鳥居・両部鳥居(りょうぶ)・住吉鳥居・山王鳥居(さんのう)など様々な鳥居の種類が存在します。






大きさ別で見た「神社の鳥居」

日本最大の鳥居
熊野本宮大社(和歌山県和歌山市)鉄筋コンクリート製・高さ33.9m・平成11年(1999年)建造。
日本で二番目に大きな鳥居
大神神社(奈良県桜井市)耐候性鋼板・高さ32.2m・昭和61年(1986年)建造。総重量180トンの耐候性鋼板で出来ており、1300年の耐久性があるとされ、マグニチュード10の地震にも耐えられる構造となっているといいます。
日本で三番目に大きな鳥居
弥彦神社(新潟県西蒲原郡弥彦村)耐候性特殊鋼製・高さ30.16m・昭和57年(1982年)建造。上越新幹線開通を記念して建造され、建造当初は日本一の大きさを誇っており、額束は畳12枚分にも及びます。
日本で三番目に大きな鳥居の写真
➡【越後国一之宮 彌彦神社の参拝記録はこちら】

木造の鳥居としては日本最大を誇っていらっしゃいます。
木造としては日本最大の鳥居を誇ります
➡【北口本宮富士浅間神社公式ホームページはこちら】

日本三大鳥居の一つに数えられ、日本で最も有名な鳥居と言っても過言ではありません。主柱には楠の自然木を使用し、控柱には杉を使用しています。
▶ 【鳥居のくぐり方と参道の歩き方を解説】
鳥居や参道の歩き方の作法があります。その理由までを徹底解説!
千本鳥居とは?

京都の伏見稲荷大社をはじめとして、特に全国各地に存在する稲荷神社には幾重にも鳥居が連なっている「千本鳥居」が存在します。その千本鳥居には一体どのような意味があるのでしょうか。
1) なぜ鳥居が「数多く」連なっているのか
特に稲荷信仰では「商売繁盛」「家業繁栄」を願って企業や個人が鳥居を奉納した結果このような数の鳥居となりました。
2) どのような神社に見られるか
千本鳥居が存在するのは「稲荷神社」であると考えていただいて構いません。
稲荷神社は全国に3万社存在します。その稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社(京都)をはじめ地域の稲荷社、摂社や末社に存在します。
3) 色や構造・宗教的意味
赤(朱)は古来、火・太陽・生命を表し、魔除け・災厄払いの力があると考えられ、朱の塗料には防腐効果があり、木製の鳥居の保存にも都合が良く実用的であったようです。
※学術的には諸説あり、完全に定説化された説明は一つとは言えません。
いかがでしたでしょうか。今回は鳥居について詳しく解説いたしました。理解していたようで理化していなかったこともたくさんあったのではないでしょうか?
それでは次回、お正月の起源に迫りたいと思います!いざ参ります!
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