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Episode.32 神々の系譜 その一——天地開闢から天照大御神と素戔嗚尊まで

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 今回は今までとは少し趣向を変えて、日本神話における「神々の系譜」を追って行こうと思います。これから幾度かに分けて、古事記に記された日本神話である伊弉諾尊・伊弉冉命(イザナギ・イザナミ)の国造り神産みの神話から初代神武天皇の神武東征までを時系列に沿ってみなさんと一緒に辿っていきたいと思います!!




 お時間がございましたらどうぞ最後までお付き合いください!




















Today’s Topic

神々の系譜 その一

かみがみのけいふ そのいち






 日本神話は、古事記第1巻(上巻)に収められている神武天皇の誕生までの物語のことを指します。ここからは時系列に沿って大筋をまとめてお話しいたします。

 今回は天地開闢から天照大御神と素戔嗚尊の神話までをお話しさせていただこうと考えています。

 



1.世界の始まり「天地開闢」


2.日本の生みの親「伊邪那岐、伊邪那美の物語」

・国造り

・神産み

・黄泉の国

・三貴子の誕生


3.天照大御神と素戔嗚尊の神話

・アマテラスとスサノオの誓約(うけい)

・天岩戸神話

・八岐大蛇退治


4.出雲大社の御祭神「大国主命の神話」


5.地上世界へ武甕槌大神を派遣「国譲りの神話」


6.天上世界から地上世界へ移行ー「天孫降臨」


7.「神武東征」






















1.世界の始まりー「天地開闢」


「造化三神」の誕生

※こちらの画像はChatGPTにて「造化三神」というテーマで生成いたしました。

この世界に初めて現れた神は天之御中主神(あめのみなかぬし)で、続いて高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かむむすひのかみ)が現れました。

▶もう少し詳しく

この3柱は「造化三神(ぞうかさんしん)」と呼ばれ、続いて現れた2柱を合せて「別天神(ことあまつかみ)」と呼び、こちらの5柱の別天神は男女の区別のない「独神(ひとりがみ)」と呼ばれている存在です。

続いて独神が2柱現れ、その後、男女の神5組が現れます。これらの神々を「神世七代(かみよのななよ)」と呼ばれています。


そしてこの「神世七代」で最後に現れた男女の神が、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉命(いざなみのみこと)です。






















2.日本の生みの親「伊邪那岐、伊邪那美の物語」


国造りの神話

 伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)は地上に降り立ち、今の淡路島を皮切りに、その後つぎつぎと島が生み出されます。そしてイザナギとイザナミはその後も6つの島を生み、こうして日本の国土が完成したのです。

▶もう少し詳しく

 伊邪那岐(イザナギ)、伊邪那美(イザナミ)の二神は、大地を完成させるように別天津神(ことあまつがみ)に命じられます。別天津神に与えていただいた天沼矛(あめのぬぼこ)を用いて二柱は天浮橋(あめのうきはし)にお立ちになり、渾沌とした地上を掻き混ぜます。このとき、矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となります。

二神は淤能碁呂島に降り立ち、やがて結婚します。そしてそこに「天の御柱(みはしら)」と呼ばれる天をお支えになる柱と、「八尋殿(やひろどの)と呼ばれる広大な殿舎をお建てになりました。











御陰目合(みとのまぐわい)

 ご結婚をされた二柱は「天の御柱(みはしら)」と、「八尋殿(やひろどの)で男神いらっしゃる伊耶那岐命が、女神である伊耶那美命に「あなたの身体はどのようにできているでしょうか」とお尋ねになられます。

▶もう少し詳しく

 伊耶那美命は「私の身体はどんどん出来上がっていますが、それでも足りない処(※成長し切っていながら隙間が合わさって塞がることのない処。女陰のこと)が1箇所ある」とお答えになりました。そこで、伊邪那岐命は「私の身体にはどんどん出来上がって余っている処(※成長し切って余分にできている処。男根のこと)が1箇所ある、とおっしゃいました。 

 そこで、この私の成長して余った処であなたの成長して足りない処を刺して塞いで国土を生みたいと思う。いかがでしょうか。」と仰せになられました。伊耶那美命は「それは善いことでしょう」とお答えになりました。そこで、伊邪那岐命は「それならば、私とあなたとで、この天の御柱の周りを巡って出逢い、御陰目合(みとのまぐわい、陰部の交わり)をしよう。」とお答えになられました。











神産みの神話

 イザナギとイザナミは、そこに住む神様を生むことを考え、17柱の神様を生み、その子となる神様も16柱お生みになりました。

▶もっと詳しく

 ところが、イザナミが最後に火の神様である火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)を生む時に、深刻なやけどを負ってしまったためにイザナミは亡くなられてしまい、黄泉の国へと旅立たれてしまいます。

 イザナミが亡くなるきっかけとなった火之迦具土神に激怒したイザナギは、お持ちになっていた剣で切り殺してしまいます。






 イザナギが火の神カグツチを斬った際に、使っていた十束剣(天之尾羽張)の根本についた血が岩に飛び散り、その血からお生まれになられたのが武甕槌大神です。剣の神、雷神としての性質を持ち、武神として知られています。 

※武甕槌大神は日本神話に登場される神様の中でも有名なご活躍をされた武神で
→鹿島神宮のご祭神です【鹿島神宮参拝記録】はこちら






黄泉の国

 黄泉の国へ旅立ったイザナミを追いかけて、イザナギも黄泉の国へ旅立ちます。イザナギはイザナミと再び出会うことができましたが、そこにらしゃったのは腐敗して変わり果てたイザナミの姿で、イザナギは驚きのあまり逃げ出されてしまいました。

 イザナミは激怒して使者を放ってイザナギを追いかけられますが、大きな岩で出口をふさぎ、なんとかイザナミから逃げ延びることができました。


※黄泉の国でイザナギとイザナミの間を取り持ったのが白山神社の御祭神である菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)です。


菊理媛大神のご神徳をいただくことはできたのでしょうか?
→【新潟白山神社の参拝記録】はこちらから





















三貴子の誕生

 黄泉の国から戻られた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は身を清めるために禊を始められます。

もう少し詳しく

 その禊の際に左目を洗った際に天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお生まれになり、右目を洗うと月読命(つくよみのみこと)が、鼻を洗うと須佐之男命(すさのおのみこと)がお生まれになりました。この3柱の神は特に貴い神であったので「三貴子(みはしらのうずのみこ)」と呼ばれていらっしゃいます。

 伊弉諾尊は、この「三貴子」に対し、天照大御神は高天原(たかまがはら)を、月読命は夜の世界を、素戔嗚尊は海原を統治していただけるように託されます。

新潟にいながら天照大御神の御神徳に与るために参拝を行いました。
→【新潟大神宮参拝記録】はこちら

素戔嗚尊がお祀りされている氷川神社の総本社を巡ります。
→【大宮氷川神社参拝記録】はこちら



▶高天原(たかまがはら)とは…

 日本書紀などの日本神話において天照大御神などの天津神(あまつかみ)が住まわれていた天界のような場所であるとおっしゃる方もいらっしゃいます。地上の人間が住む世界である葦原中国(あしはらのなかつくに)や、地中にあるとされる根の国・黄泉(よみ)に対し、天上界にあったと伝えられています。












3.天照大御神と素戔嗚尊の神話


アマテラスとスサノオの誓約(うけい)

 スサノオはいっこうに海原を治められる気配が表れないため、イザナギはお怒りになりスサノオを追放されてしまいます。

▶もう少し詳しく

 追放されたスサノオは、姉・アマテラスのもとへとお向かいになられます。荒々しいスサノオが来るということは、おそらく悪だくみをしているに違いないとアマテラスは考え、完全武装でスサノオを迎えることにしました。

 それに対しスサノオは潔白を証明するために「お互いに子供を生む」という誓約合戦【誓約(うけい)】を行おうと提案され、スサノオは自身の潔白を証明されました。

こちらの誓約を行った際にお生まれになった神様もたくさんいらっしゃいます。





















・天岩戸神話

 高天原でのスサノオの暴挙によって、アマテラスに仕えていた女性が亡くなってしまったことをきっかけに、アマテラスは困り果てて天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまいます。

▶もう少し詳しく

 すると太陽の神であるアマテラスがお隠れになられたたことで、世界は暗闇に包まれてしまいます。困り果てた神々は大勢の神様をお集めになられて祭りを執り行いました。そうすることでアマテラスのお気持ちをこちらに傾けさせ、天岩戸を開けた瞬間に引っ張り出す、という作戦を思いつきました。

 その作戦が功を奏し、元の明るい世界に戻すことができました。アマテラスが岩戸にお籠りになるきっかけとなられたスサノオはついに様々な罰を与えられ高天原を追放させられてしまいました。


【天照大御神】天の世界を統べる神話の最高神
→日本人なら知っておきたいニッポンの神様名鑑





















八岐大蛇退治

 スサノオが地上世界の出雲に降り立たれると「頭が八つある八岐大蛇(ヤマタノオロチ)という怪物が若い女性を食べてしまう」とお話しになる親子に出会われます。

▶もう少し詳しく

 櫛名田比売(クシナダヒメ)というその女性に恋をされたスサノオは、櫛名田比売と婚約をされるという誓約の元で酒に酔って寝てしまっている隙を突き、八岐大蛇を退治されました。

 その後、スサノオは櫛名田比売と結ばれた後に子孫を繁栄することになり、幸せにお暮らしになりました。そしてそのお二人の6代のちの子孫が、出雲大社でお祀りされているご祭神である大国主命(オオクニヌシノミコト)です。





















 こちらまでのお話はいかがでしたでしょうか?

 どことなく耳にしていらっしゃったことのあるお話もありましたよね。戦後に日本の神話については学校教育で指導されなくなったそうですが、我々日本人の起源に迫るロマン溢れるお話だと思いませんか?

 以降のお話はまた次回にご紹介させていただこうと考えています。




 次回は芸人の聖地、大阪に鎮座していらっしゃる歴史に残る有力な戦国武将をお祀りしている神社に参拝をしたいと考えています。

それでは、次回の参拝へといざ参ります!










「初心者のための神社参拝完全ガイド」リンク集

※随時掲載する予定です。

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