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Vol.11 越後国一宮 彌彦神社(えちごのくにいちのみや やひこじんじゃ)



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 今回は我が故郷、新潟県越後国の一宮である「彌彦神社」に参拝して参りました。

※一宮(いちのみや)とは…Vol.10用語の一覧参照






 

 弥彦山の山麓に鎮座している新潟県内では一番のパワースポットとも言える彌彦神社へやって参りました。私も幼い頃から何度か訪れたことのある由緒正しき神社です。 

 今日まで祀られている神様も、参拝方式が他の神社と違うという事も全く知らずにいました。今回は神社の見どころを確認し、ハンドタオルやご由緒も確認いたしました!それでは私の出身地の一宮である彌彦神社を巡ってみましょう!

いざ参ります。

今回のRoute

MAP上では高速道路を利用していますが、新潟西バイパスから国道116号を利用して彌彦神社へ向かいます。片道約1時間ほどの道のりです。



























Today’s Shrine

越後国一宮 彌彦神社

えちごのくにいちのみや   やひこじんじゃ

ご由緒・ご祭神

場 所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2

御祭神:天香山命(あめのかごやまのみこと)
※別名 高倉下命(たかくらじのみこと)











※この画像は天香山命というテーマでChatGPTにて生成いたしました。

 天香山命(あめのかごやまのみこと)

天香山命は高倉下命(たかくらじのみこと)とも呼ばれ、日本の最高神である天照大御神のひ孫にあたります。

 神武東征の折に韴靈剣(ふつみたまのつるぎ)献上により危機を乗り越え神武天皇は危機を乗り越えました。


 父神は饒速日命(にぎはやひのみこと)、母神は※天孫降臨1に供奉して天降られまし天道日媛命(あめのみちひめのみこと)でした。

もっと詳しく…

 天香山命が、紀伊国熊野にいらっしゃった頃、東征中の神武天皇(神武東征)は、熊野にて敵の毒気により昏睡に陥りました。この危機に天照大御神武甕槌命は天香山命に武甕槌命が国土平定に用いられた霊剣の※韴靈剣(ふつのみたまのみつるぎ)を神武天皇に献ずるよう夢の中で告げました。

 韴靈剣とはかつて武甕槌命が国土平定に用いられた威力ある霊剣です。神武天皇に韴靈剣を献じたところ、霊剣の威力によって昏睡から覚醒し、天香山命の韴靈剣献上の大功により危機を乗り越え、その後初代天皇として即位したといわれています。





















 新潟駅から車で約1時間。彌彦神社の大鳥居にたどり着きました。

 昭和57年上越新幹線の開通を記念して建立されたもので、私と同地年代に誕生していらっしゃいます。全国でも3番目に大きな鳥居と言われており、車で鳥居の下を通過する際には注意をして一礼をして通過します。

彌彦神社は新潟県(※旧国名:越後国)の一宮です。

一宮とは、その地方で最も格式の高い神社のことです。











※旧国名とは…

 律令制の時代の行政区分の事。律令制とは奈良時代から明治時代までの事で各地域に役所(国衙)が置かれた。ちなみに、旧国ひとつに一宮が一つ存在するのが一般的。

▶旧国名の例…

摂津(せっつ)【兵庫県南部・大阪府北西部】  一宮は住吉大社
和泉(いずみ)【大阪府南西部】        一宮は大鳥神社
河内(かわち)【大阪府南東部・中部】     一宮は枚岡神社


▶越後国についてもっと詳しく…

 新潟県の旧国名は越後国。一宮は彌彦神社(正確には越後国の一宮は三社存在する)福井県 敦賀市 から 山形県 庄内地方 の一部に相当する地域を越国 (こしのくに)と呼ばれており。新潟県の旧国名は越後国(えちごのくに)と称され、現在の福井県から新潟県までの地名が京都に近い場所から越前、越中、越後と名付けられた。






















 こちらが彌彦神社の一の鳥居です。彌彦神社の一の鳥居は柱の両脇を支えるように柱が付いている、両部鳥居といわれる鳥居を用いているのが特徴です。

全国的に有名な広島県の厳島神社と同じ様式の鳥居を用いていらっしゃいます。

 






 鳥居の柱の下に5センチほどの空間がありますが、これは雪が積もった際に柱が雪に埋まって腐らないようにするための、雪深い新潟ならではの工夫だそうです。

※鳥居についての解説は今後のBLOGにて詳しく掲載したいと考えております。ご期待ください!
























 玉の橋は神様がお渡りになるといわれている橋です。季節によってはライトアップされ、とても綺麗です。

詳しくは彌彦神社の公式ホームページをご確認ください。























彌彦神社の隋神門です。神門の一種で、随身様と呼ばれる彌彦のご祭神の従者が鎮座しています。























 スタイリッシュな狛犬さん。隋神門の両脇を守っていらっしゃいます。


































 参拝様式は一般的には2礼2拍手1礼ですが、彌彦神社は出雲大社と同じ参拝様式で「2礼4拍手1礼」です。

 どうして彌彦の参拝様式が4拍手であるのか詳細についはわかっておりませんが、丁重に参拝する作法として伝わったそうです。実際に現地で周囲の参拝客の拍手を耳にすると、一般的な神社よりも二つ拍手が多いので、不思議な感覚に陥ります。

▶新潟がロケ地の映画

 「ミッドナイトバス」という映画で原田泰造さんが主演で新潟がロケ地になったのですが、彌彦神社で原田泰造さんが参拝をしていらっしゃるシーンがありました。その時もしっかりと二拝四拍手二拝の形式で参拝をしていらっしゃったので演出の方もしっかりと調査をして撮影をしていらっしゃったのだと考えながら鑑賞しておりました。

 夜行バスの運転手である主人公が、東京と新潟を行き来する中で家族の在り方を模索しながら、主人公や家族の葛藤を描いた映画です。非常に哀愁が漂う内容の映画で、見終わった後にはしばらく余韻に浸りたくなるような物語です。


原田泰造主演 映画「ミッドナイト・バス」予告編

          
































彌彦神社のさざれ石

 彌彦神社にも日本国歌に登場するさざれ石が存在します。探してみてください。

※さざれ石の説明Vol.10参照




















火の玉石

 願い事を思いながら石を持ち上げた時に、考えていたよりも軽いと感じた場合には願い事が叶い、重いと感じた場合に願い事がかなわないといわれている吉凶を占う石。

 一つ前に並んでいた筋骨隆々な方が軽々と石を持ち上げるので、自分で持ち上げた時には非常に重たく感じてしまいました。

  






  













相撲場

 彌彦神社にも立派な相撲場が存在します。

 何度もお話しましたが、相撲は元々諏訪の神様の力比べが起源であると言われています。

    

















彌彦神社の御朱印

 細身で見とれてしまうほど秀麗な字体をしていらっしゃる御朱印ですね。

彌彦神社

〒959-0393 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
TEL:0256-94-2001 FAX:0256-94-4552

上越新幹線
燕三条駅で弥彦線に乗り換え、終点弥彦駅着
弥彦駅より神社まで約1km 徒歩15分程
燕三条駅よりタクシー利用は約13km 約30分

北陸自動車
三条燕ICより約13km 約30分(関東方面よりお越しの場合)
巻潟東ICより約15km 約30分(新潟方面よりお越しの場合)

※詳しいアクセス情報やご由緒については🔗越後一宮 彌彦神社の公式ホームページをご覧ください。



















彌彦神社の表参道にある門前町の風景です。令和7年4月8日に開店したばかりの「弥彦MONZENカフェ」にて昼食をとりたいと思います。

 
























 私も歳を重ねたからでしょうか、和風の佇まいの建築物には非常に愛着を感じるようになりました。

























「弥彦MONZENカフェ」はこちらですね。プリンなどのスイーツをテイクアウトできるようです。






















改修したばかりの店内は落ち着いた色調の小洒落た内装です。

 今回はいただくことはなかったのですが、こちらでいただけるパフェは鳥居の形をしたクッキーが施されている遊び心のある逸品だそうです。弥彦神社に参拝にいらっしゃった際にはぜひ召し上がってみてください。





























村上牛の煮込みハンバーグのセット1,680円。

広い境内を散策したので空腹感を感じているところでやっと食事にありつけました。

























 ハンバーグにフォークを入れるとジュワッと爽やかな肉汁が溢れ濃厚なデミグラスソースと一緒に余す所なく食材をいただきます。

 一緒に煮込まれているしめじも程よく歯応えがあり、周りの付け合わせもまた丁度よいアクセントとなります。

 ハンバーグを口に含んだまま、新潟県産コシヒカリのライスを口いっぱいに頬ばると村上牛の肉汁のうまみとお米の甘みがまじりあって旨味が口の中いっぱいに広がります。非常に贅沢な食事をいただき満足な午後でございました。















 今回は、わが故郷の越後国一宮である彌彦神社をご紹介いたしました。

 まだまだこちらの神社はご紹介できていない場所がたくさんありますので、いつの日かもう一度違う視点からご紹介させていただきたと思います。その際は「御神廟(ごしんびょう)」と呼ばれる彌彦神社の奥宮もご紹介したいと思います。








 次回は東京都千代田区永田町、霞が関の首相官邸にほど近い神社へと参拝に伺おうと考えております!

おそらく財界人も足しげく通っていらっしゃる由緒正しい神社なのではないでしょうか。珍しい造形をした鳥居狛犬ではない珍しい動物がお出迎えしていただけると伺っております。


それでは、次回の配信を楽しみにしてください!

  1. 天孫降臨:天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が高天原から地上世界(葦原中国)に降り立った出来事
    ↩︎

















↓東大法学部ご出身の方が独自の感性で、分かり易く彌彦神社についての解説をしていただいています。





















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この画像は狛犬というテーマでChatGPTにて生成いたしました。

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