以前は新潟のお伊勢さまと親しまれ、新潟市中央区に鎮座する「新潟大神宮」へとお伺いいたしましたが、今回は東京のお伊勢さまと親しまれ、東京都千代田区に鎮座する恋愛成就のご利益がいただけるという事で有名な「東京大神宮」へ参拝いたしました。
果たして天照大御神の御神徳にあやかることはできるのでしょうか?そしてお腹いっぱい食べたその結末とは…!!
それでは東京大神宮へいざ、参ります!

Today’s Shrine
東京大神宮
とうきょうだいじんぐう

ご由緒・ご祭神
場 所:東京都千代田区富士見
御祭神:天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
東京大神宮は、明治13年に創建された東京にいながら伊勢神宮を参拝する事と同じ御神徳がいただける神社として都内でも有数の恋愛成就など様々な御利益がいただける神社です。
明治33年、後の大正天皇と九条節子さま(後の貞明皇后)のご結婚を皇居内の賢所(ご神前)で行われた御婚儀を記念して、日本において初めて一般的に神前結婚式が広まるきっかけとなりました。

※この画像は天照大御神というテーマでChatGPTにて生成いたしました。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
三重県伊勢市にある伊勢神宮の御祭神。天照大御神は日本神話に登場し、日本の最高神として位置づけられている。
太陽を神格化したものである「太陽神」、天皇陛下の祖である「皇祖神」として古事記や日本書紀に記されている。※神産み、国譲り、※天岩戸神話などの主要なお話の中心としてご登場される。
天岩戸神話とは
太陽神である天照大御神が隠れ、世界が暗闇に包まれた岩戸隠れの伝説のこと
天照大御神の弟に当たる素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、高天原で様々な蛮行を働いていました。天照大御神は素戔嗚尊が機屋の屋根に穴を開けて、皮を剥いだ血まみれの馬を落とし入れたため、驚いた1人の天の服織女は梭(ひ)が陰部に刺さって死んでしまいます。ここで天照大御神はついに怒り、天岩戸に引き篭ると、高天原も葦原中国も闇となり、さまざまな禍(まが)が発生してしまいました。
▶天岩戸伝説についてさらに詳しく
これを何とか解決しようと八百万の神々が集まり、思金神の案により、さまざまな儀式を行いました。常世の長鳴鳥(鶏)を集めて鳴かせ、のちの三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作らせ儀式に使用します。
天宇受賣命(あめのうずめ)が岩戸の前で裸踊りをすると、八百万の神が一斉に笑ったので天照大御神はその姿をもっとよくみようと岩戸をさらに開けると、隠れていた天手力男神(あめのたぢからお)がその手を取って岩戸の外へ引きずり出すことに成功しました。
すぐさま布刀玉命(ふとだまのみこと)が「もうこれより中に入らないで下さい」と言い岩戸の入口に縄を張ります。こうして天照大御神が岩戸の外に出てくると、高天原も葦原中国も日が差すようになり、世界が明るくなりました。
▶天岩戸伝説にご登場される神様・神具
天照大御神(あまてらすおおみかみ)…太陽の神。日本における最高神。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)…三貴子の一柱。八岐大蛇を退治した神。
高天原(たかまがはら)…天上説や地上説があるが、日本神話において神々が生まれる場所。
葦原中国(あしはらのなかつくに)…地上世界の事。
思金神(おもいかね)…多くの思慮を兼ね備えているといわれる神
常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)…鶏の事。常世とは黄泉の国の事。
八咫鏡(やたのかがみ)…三種の神器の一つである鏡。
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)…三種の神器の一つである勾玉。
天宇受賣命(あめのうずめ)…日本最古の踊り子。芸能の神様。
天手力男神(あめのたぢからお)…日本神話に登場する力自慢の神様。戸隠神社の御祭神。
布刀玉命(ふとだまのみこと)…祭祀や占いを行った神。布刀玉命が岩戸に張った縄が現在の注連縄(しめなわ)の起源。

東京都千代田区のビルの合間に荘厳な神社が突如出現します。社号表に記されている「東京大神宮」の文字も威厳を感じます。

感染症が流行した年代から柄杓を使用して手を清める手水舎は珍しくなったように感じます。恋愛成就の御神徳のいただける神社であるだけに女性のお姿がたくさんみられますね。

荒々しく神々しい龍神様のお姿です。柄杓や手水鉢も手入れが行き届いていてとても綺麗です。

東京大神宮にまつわる情報であるご由緒を記してある「由緒板(ゆいしょばん)」または「由緒書き(ゆいしょがき)」と呼ばれるものです。

参道脇の玉砂利、燈籠、賽銭箱に至るまですべて高級感溢れる造りをしていらっしゃいます。荘厳な雰囲気を感じながら、庶民である私は参道の脇を歩かせていただきます。

ご本殿の屋根も非常に重厚感のある作りですね。さっそくお賽銭をご用意いたします。
見づらいかもしれませんが境内の様子を撮影した動画を上げておきます。

夕暮れ時に訪れましたが、提灯の明かりに温もりがあり居心地の良さを感じます。

お賽銭を納めて2拝2拍手1拝を行います。お美しい巫女さまが…失礼いたしました。邪念が入ってしまいました。御朱印をいただいて神社を後にします。

東京大神宮 御朱印
ご本殿の屋根を表したかのようなどっしりとバランスのとれた重厚感のある筆遣いの御朱印です。
東京大神宮
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-4-1
電話:03-3262-3566/FAX:03-3261-4147
アクセス
最寄り駅「飯田橋駅」
JR中央・総武線
東京メトロ有楽町線・南北線・東西線
都営地下鉄大江戸線
◎各線駅より徒歩約5分です

東京大神宮をあとにしてホテルで一泊。東京メトロ南北線を経由して飯田橋をあとに。

宿舎の近くを散策していた際に偶然見つけた「イタリアンキッチンSORRISOLE」で優雅な夕食をいただきます。

まずはオレンジのグラスワインを口に含み香りを楽しみます。入店したのはまだ比較的早い時間帯で、店内には他のお客さんはほとんどいらっしゃいませんでした。おしゃれな店内を独り占めにしたかのような優越感に浸りながら大盛りのサラダを口いっぱいに頬張ります。
トマトソースを使用しない「ビアンカ」スタイルのピザを注文。ベーコンの塩味、ルッコラとアスパラガスの野菜のうまみ、そこにもっちりとした厚めの生地が口の中で甘く混じり合う至福の時間を堪能いたしました。オレンジワインで流した後に、お待ちかねの温泉卵に切れ目を入れると、とろーりと濃厚で贅沢なピザに変化いたします。非常に満足のいく夕食でした。
グラスワイン638円~
ピザ1100円~
サラダ880円~
イタリアンキッチン SORRISOLE
東京都 文京区春日1-15-9
03-5840-9715
営業時間17:00 ~ 23:00 ランチタイム11:30 ~ 14:30
アクセス
後楽園駅・春日駅より徒歩1分
※こちらの店舗についての詳しい情報はイタリアンキッチンSORRISOLEの公式ホームページをご覧ください。
今回は東京都千代田区に鎮座する東京大神宮へとお伺いいたしました!重厚感のある屋根に非常に魅力的な本殿と水流の音を感じられる手入れの行き届いた優雅な神社でした。恋愛成就のご利益がいただけることで有名な神社とあって女性の参拝者の方や巫女様を敬いすぎたために不穏な雰囲気を感じながら参拝を行いました。
天照大御神も女性の神様でいらっしゃいますので、優しい微笑みを感じ取りながら穏やかな気持ちで境内を散策。日も暮れ始め照明の灯り始めた頃でとても居心地がよく、後ろ髪を引かれる思いで神社を後にしました。


次回は「神々の系譜その一」と題して、古事記や日本書紀に記されている国土創生の物語を、創世記に御出現された神様の系譜を辿りながらご説明させていただきたいと考えております!
それでは、次回は日本人の起源をたどる旅に参りたいと思います!!
また次回をお楽しみに!!


































