Gosai神は武甕槌で!

Vol.26 金劔宮 (きんけんぐう)



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 以前に金沢の前田利家公がご祭神でいらっしゃる尾山神社へと参拝いたしましたが、今回は金沢市に隣接している白山市にご鎮座していらっしゃいます「金劔宮」へと参りたいと思います。

 

金沢駅を出発し、長町武家屋敷跡で街並みを拝見した後に参拝をしたいと考えています。

 実は、こちらの「金劔宮」は日本三大金運神社と呼ばる内の一社で、日本中の名だたる経営者の方たちや、かのソフトバンク創業者である孫正義さんも参拝に訪れていたという噂に名高い神社だそうです。


由緒のある遺物も数多く残されており、見所が満載の神社だと伺っています。

それではいざ最後まで旅のお供をお願いします…。  
























本日のRoute

高速道路を使用すると4時間半で金沢まで到着いたしますが、今回は高速道路を使用せずに7時間ほどかけて金沢市に向かうルートを使用します。日本海の海岸線をほぼ直進し、海に面した曲がりくねった道路を走行しながら富山県を通過します。石川県に入ると金沢の市街まであと少しです。



金沢駅から出発して武家長屋街を散策してから車で国道45号線に入り、金劔宮を目指します。























Today’s Shrine

金劔宮

きんけんぐう

場 所:白山市鶴来日詰町巳118-5
御祭神:瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

 

 加賀国一宮の白山比咩神社にもほど近い、鶴来(つるぎ)の町の中心部に鎮座していらっしゃる神社です。山梨の新屋山神社、千葉の安房神社と共に三大金運神社のうちの一社として知る人ぞ知る金運成就のご利益を頂戴できる神社です。

 

国道沿いにある第一駐車場に車を駐車して早速本殿へ向かいます。長町武家長屋跡で立ち寄った茶寮の女将さんに伺ったお話ではベンツやアウディなどの高級車が停まっている事がよくあるという話でした。私が伺った際には軽乗用車が数台駐車されていただけでしたが、いたるところに金運成就を求めていらっしゃる方々の痕跡が数多く見られました。





















瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

天照大御神の孫にあたり、天孫降臨の神話に登場する神様。

国譲りを果たした後の葦原中国を治めるために三種の神器を授けられ地上に降臨した。

富士山を神体山とする富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)を初めとする浅間神社にお祀りされている木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)と結ばれた。





















 

金劔宮に訪れる前日に一泊し、金沢駅の象徴である鼓門を拝見。明日の早朝に出発して長町武家屋敷跡(ながまちぶけやしきあと)を目指します。





















北陸新幹線が開通してさらに発展を遂げた市街地を通り過ぎて…



















幹線道路から少し路地に入り、長い石畳の続く長町武家長屋跡を散策します。





















こちらの長屋には、現在も実際に居住している方々がいらっしゃるというお話を伺いました。





















武家長屋の一角に佇む庭園を見学させていただきます。苔のむした石灯籠に風情を感じます





















名家の屋敷跡である「野村家」を見学をさせていただきます。私のような格式の低い男が、高い敷居をまたがせていただきます。





















野村家の広い和室からはこちらのような見事な日本庭園を望むことができました。





















野村家の主が着用していた甲冑が展示されていました。外国人観光客の方も大変興味深そうに見学をしていらっしゃいました。



















長屋が並んでいる地域の周囲には堀がめぐらされており、涼を感じられます。





















武家長屋跡近くにロマネスク様式 の小さな美しい教会があります。聖霊病院聖堂の建物の中を見学させていただきましょう





















キリスト様の尊いお姿です。私のような低所得者にも入館料をお支払いする必要もなく見学をさせていただける慈悲深いお方でございます。

本来クリスマス(Christmas)とは「キリスト(Christ)」の「ミサ(mass:礼拝)」という意味で、つまり「キリストの誕生を祝う礼拝」という意味であるそうです。






















入館する際にシスターにもご挨拶をさせていただきました。武家長屋近くに存在する教会であるだけに、礼拝者が座る場所が畳敷きとなっていますね





















長町武家屋敷跡を後にして、愛車のFitで30分走行します。駐車場前にある「金劔宮」の文字が出迎えてくれます。





















金劔宮の書面には国道が通っていて、※境内社が数多く建立されています。すべてのご社殿にガラス張りの外装が施してあります。


▶境内社とは

その境内に建てられている摂社・末社などの小さなお社(やしろ)のことです。

摂社・末社の詳しい説明はVol.22 武蔵一宮 氷川神社(むさしいちのみや ひかわじんじゃ)をご覧ください。





















参道正面の狛犬さんです。尾山神社の狛犬さんとどことなく外見が似てらっしゃいました。実は金劔宮の狛犬はこちらだけではないそうなのです…




狛犬についての説明


狛犬とは神社に置かれる一対の霊獣(想像上の動物)の像のこと

▶さらに詳しく

狛犬が置かれている場所

神社や仏閣の鳥居の内側や参道、社殿前などに置かれています。

狛犬の役割

邪気を祓い、神社の神聖な領域を守るためにいらっしゃいます。神域への侵入を防ぐ番犬のような役割に例えることができますね。


狛犬の起源

起源は古代オリエント(エジプトやメソポタミア)とされ、インドや中国を経由して日本に伝わりました。朝鮮半島の高麗(こま)を経由したため「高麗犬(こまいぬ)」と呼ばれ、後に「狛犬」と書かれるようになりました。


阿吽の呼吸

狛犬は「口を開けた阿形(あぎょう)」と「口を閉じた吽形(うんぎょう)」の一対で構成されます。これは「宇宙の始まりと終わり」「万物の源と帰着」などを意味する言葉だそうです。






















手水でしっかりと身を清めていよいよご本殿に参拝いたします。





















こちらが金劔宮のご本殿です。本来金劔宮が金運成就の御神徳が得られると称された由縁は実はこちらのご本殿ではなく…





















こちらの乙剱社(おとつるぎしゃ)が金劔宮で特に御神徳が高いといわれてるお社です。

彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)をお祀りしていらっしゃいます。金劔宮へ参拝に来られた際にはぜひこちらも訪れてただきたいと思います。

※彦火火出見命は山幸彦(やまさちひこ)としても知られ、ご本殿にお祀りされている瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と木花開耶姫(このはなさくやひめ)の末子であり、神武天皇の祖父に当たられる神様です。



▶経営者にまつわる秘話

経営コンサルタントの船井幸雄(ふないゆきお)氏が自身の著書や講演で「日本三大金運神社」の一つとして金剱宮(特に乙剱社)を大絶賛したことで、全国的にその名が知れ渡り、多くの経営者や参拝者が金運アップを願って訪れるようになりました。ソフトバンクの孫正義氏が参拝に訪れたという話もまことしやかに囁かれています。




















境内の目の前に通っている国道を渡り、こちらの女坂を下ります。

 金劔宮の神様は50代半ばから後半の男性でベンチャー企業の経営者かもしくは経営コンサルタントかのような理路整然とした話声でした。「経済面で成功するかどうかはあなたの努力次第」「だってお金に興味ないもの」と聞こえた様な気がします。

確かに私は経済面に対する関心が薄いという自覚があり、非常に腑に落ちるお話を伺いました。お力をお貸しいただけるようにお願いをいたしました。





















女坂の中腹にある不動滝です。滝壺のある池には鯉が泳いでおり神聖な雰囲気が漂っていました。





















女坂を下った場所に鎮座している鳥居です。表参道はこちらではなく、実際には一の鳥居が別にあるそうですが本日はこちらの参道を通って境内に戻ります。





















境内に戻って様々な遺物を見物していこうと思います。亀の造形をしている亀石だそうです。





















天忍石(牛石)神仏が一時的に姿を現すといいう意味の「影向石」ともいわれ、神様がこの石に降臨されたといわれています。牛の姿に似ていることから牛石とも呼ばれています。





















義経腰掛石と呼ばれていらっしゃる石です。源義経が奥州へ落ち伸びるときに金劔宮へ立ち寄られ、こちらへ腰掛けて眼下の景色を眺めたと言い伝えられています。





















本殿から一番離れたこちらの鳥居の先に鎮座していらっしゃる招魂社です。おそらく各地に存在している護国神社などと同様に、国の成り立ちに関わる戦いで亡くなられた御霊を鎮めるためにお祀りされているお社だと思います。





















招魂社に拝を捧げていらっしゃる方がいますね。私も金劔宮にある数多くの摂社すべてに参拝をさせていただきました。





















ご本殿の脇に鎮座していらっしゃるこちらの狛犬さんも高いご利益をいただけると言いうお話です。金劔宮にいらっしゃった際にはお探しになられてはいかがでしょうか。





















反対側の狛犬さんは境内の軒下に入らなければ拝見することが出来ず、神職さんにお伺い立てて撮影させていただいた貴重なお姿です。





















干ばつの際にも変わらず水を供給していただいたということで天の眞名井と名付けらたそうです。


眞名井とは…天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけい)の神話に登場する井戸のことです。

素戔嗚尊の剣を三つに折ってその井戸の水に浸すと神が生まれたといわれる神話に登場します。





















躍動感のある青銅製の神馬の像。非常に美しい姿で残されており、800年前に真鍮されたとはにわかに信じがたいお姿です。


金劔宮

〒920-2123 白山市鶴来日詰町巳118-5
電話:076-272-013

アクセス
鶴来駅から徒歩で10分

※金劔宮についての詳しいご由緒・アクセス情報は金劔宮をご紹介しているこちらのブログサイトをご参考ください。神社と御朱印を巡り廻るブログ






















長町武家長屋跡で休憩する際に立ち寄った茶寮をご紹介いたします。玄関を入った後室内に入るまで、古民家をありのまま利用した茶房となっていました。



















アイス抹茶500円

汗をかきならようやく辿り着いた、こちらの茶寮「鈴風舎」でいただいたのは、店先で茶筅で立てた抹茶をすぐさま氷で冷やしたアイス抹茶。迷うことなくこちらの苦みを欲しました。しかし、苦みを感じるどころか良質な甘みを感じるほどの豊かな味わい。欲するがままに一口を飲み干した後にようやく気が付いたのは、目にも鮮やかな若緑に、透き通った氷が浮かんだ、まるで金沢の街並みのような雅な風景でした。爽やかな香りを楽しみながら一服する事ができました。






鈴風舎(りんぷうしゃ)

〒920-0865 石川県金沢市長町1丁目3−10
予約・お問い合わせ 090-1392-4982

  • アクセス 北陸鉄道バス・西日本JRバス 香林坊バス停下車野町駅から1,258m
  • 営業時間 金・土・日11:00 – 17:00月・火・水・木定休日営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください
  • 全席禁煙・駐車場なし

※こちらの詳しい店舗やアクセス情報は食べログにてご覧ください。





















今までご紹介させていただいた一之宮や厄除けのご利益がいただける神社とはまた一味違った、日本三大金運神社の一つへと参拝させていただきました。こちらの金劔宮を参拝した後、少しだけ投資に関心を持つようになり、これからの所得の増額に淡い期待をい抱いております。

次回は

それでは次回、いざ参拝の旅へと参ります!






I’m looking forward to seeing you again


















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この画像は狛犬というテーマでChatGPTにて生成いたしました。

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神社の参拝を目的に全国を旅しています。いままで曖昧であった神社の知識をひも解き、楽しく神社の参拝を行えるようにBLOGを通して皆様にご紹介いたします。

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