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Ep.36 二礼二拍手一礼の意味とは?神様に向き合う礼拝作法を解説【参拝の作法⑤】




 今回は参拝の作法シリーズの一つとして拝殿での礼拝の仕方を詳しく解説したいと思います。

 現在まで神社の拝殿の前で、礼や拍手の行い方について困惑したことはありませんか?そのような思いを抱いた事のある皆様のために、今回は迷いなく参拝を行っていただくために礼拝の仕方について詳しい解説を読んでいただきたいと考えています。参拝のマナーシリーズの中で最も大切にしていただきたい作法です!


それでは皆さまいざ、心して参ります!


礼拝の前には手水舎で身を清めます。
➡【手水舎利用の作法について】はこちら






神社礼拝の起源と変遷

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 神社の礼拝は、古代の巨木や巨石・山への祈りを捧げる自然崇拝が起源です。

二礼二拍手一礼の起源は諸説ありますが、拍手は元来、地位の高かった方や神への敬意を表す作法として「魏志倭人伝」にも記されているそうです。


起源は約150年前

 礼拝の形式は一説によると、現代の「二礼二拍手一礼」の形式は、明治時代にあたる1875年ごろに遡り、宮内庁の祭式を基に整備され、戦後急速に一般化したそうです。

▶もっと詳しく

 二礼二拍手一礼は、比較的新しい作法なので、懐疑的な意見もあります。神社によっては二礼四拍手などの異なる作法を行うところもあります。いずれにしても参拝で最も大切なのは神様への敬意を表す気持ちと、その神社への配慮です。神様や神社へ対して想いを込めて参拝することが大切だと思います。

古くは「三礼三拍手一礼」が一般的だったという歴史的背景がある通説もあり、形式が時代と共に変化しているため、作法に縛られすぎる必要はありません。






礼拝の作法





拝殿の賽銭箱の前に進み、姿勢をただし拝(礼)をする


お賽銭を納める

賽銭箱の前に立ち、丁寧にお賽銭を入れます。静かに賽銭箱に納めます。
必要がない場合以外は投げ入れないように注意してください。

鈴(本坪鈴)を鳴らす

紐を振り動かし、綺麗な音色が響くように鳴らします。
鈴は「魔除け」と「神様をお招きする」意味があります
一般的に2〜3回程度鳴らすのが目安です。

拝(礼)をする

正式には背中を平らにし、腰を90度に折り、
この時の拝(礼)は2度行います

二拍手を行う

あらためて姿勢をただし、胸の高さで手を合わせ、右指先を少し下にずらして2回拍手し、再拝(礼)します。
拍手の音は 感謝の気持ちを込めて、はっきりと音を立てて打つのが基本です。
この時、右指先を第1関節くらいまで少し下にずらします。

祈願を行う

心の中で感謝と願いを伝えます。

※祈願の仕方については次回の投稿で詳しく解説いたします!

拝(礼)をする

最後にもう1度拝(礼)をします。


 私の参拝のスタイルは拍手に重点を置いています。綺麗な破裂音を鳴らすことができた際には、神様に願い事が届くような気がします。作法としてはっきりと二拍手を行うと邪気を払い、神様をお呼びさせていただくことができると伝えられています。

拍手にはいったいどのような意味があるのか?


「かしわで」の由来

 手を合わせた形が柏の葉に似ていた、または神の食事を供する「膳夫(かしわで)」が音を立てたという説があります。

古代の「搏手(うちて)

 魏志倭人伝に、邪馬台国の倭人が貴人に対し、ひざまずいて手を打つ「搏手(ひらて)」で挨拶したと記録されています。




DFの癖が抜けない

 那智の滝の御前へ参拝へ訪れた時の事。足元も滑りやすい中、小雨で石畳がツルツル。さらにメガネには水滴がびっしり付き「ここはサッカーのディフェンスで鍛えたステップワークを見せる時」と華麗に石畳を歩いている瞬間、足元がスッと滑り転倒。しかし、まだ参拝の鈴は鳴っていません。二拝二拍手一拝の前に「最後まで気を抜くな!」と仲間から神の一声が聞こえてきたような気がして、何気ない顔で素早く立ち上がりました。まるで相手FWを振り向かせないように身体を寄せるハードマーカーDFのような寸分の隙もない守備的参拝ですが、近くをお通りになられた神社の監督である宮司さんには「お怪我はありませんか?」と心の中で心配されていたかもしれません笑。境内のピッチを後にする際には、もう一度深々と一拝を行い神社を後にしました。


神社本庁の参拝の作法も参考になさってください
→【神社本庁公式ホームページ】はこちら






「二二拍手一拝」と「二二拍手一礼」の違い

拝は90度のお辞儀

・礼は15度〜90度のお辞儀


 神社本庁からは「拝」と「礼」の違いや「どちらが正しいか」について言及していません。ただし、お辞儀の角度は90度だとおっしゃっています。お辞儀の角度について言及していらっしゃいます。

 2度お辞儀するのは、通常の1度のお礼に対し、もう1度頭を下げることで神様への敬意を表していると言われています。






右手を下げる拍手の作法

 参拝時の拍手の作法として、右手を少し下にずらすのが好ましいとされています。諸説ありますが、一説には神道では左手を「陽=霊」、右手を「陰=身体」ととらえ、霊を重んじるために左手を上にするそうです。少しずらした指先を最後に合わせることで、神様と人とが一体となり力を得られるとも言われているそうです。


私が参拝をする際に感じた「拍手の意味」

 私は拍手を打つことに最大の神経を注いでいます。参拝をされる方の中には、大きな音を立てて柏手を打つことに対して品がない様に思われ、好まれない方もいらっしゃるかもしれません。私は拍手を打つ際に、深く重みのある力強い音が鳴るととても清々しい気持ちになる事があります。拍手を打つことは邪気を払い、神様をお迎えする意味もあります。そのような感覚になる事も不思議ではないのではないかと思います。






 出雲大社のほかにも、「二礼四拍手一礼」を正式な作法としている神社は大分県の宇佐神宮(八幡神社の総本宮)、新潟県の彌彦神社(越後国の一宮)など、全国にいくつもあります。東京の桜神宮の参拝の作法は四拝八拍手一拝であるそうです。

 二拝二拍手一礼の形が定着していますが、形式にとらわれすぎる必要はありません。参拝時にはぜひマナーを意識して、神様へ敬意や感謝を伝えるようにすると神様からの御神徳を得られるかもしれませんね。






 いかがでしたでしょうか?礼拝にも正式なしきたりがあり、迷うことなく参拝を行うために知識を身に付けて抱くことで参拝をより楽しく豊かにすることができると思います。ぜひ、お近くの神社で実践してみてください!

 次回は、礼拝の意味をより深くするために、また神様の御神徳をいただくことができるように、お賽銭の金額祈願の方法について徹底的に解説させていただこうと考えております!

それでは次回、いざ神話に宿る神々を敬う作法の旅へ参ります!


お賽銭に込める感謝の心とは|【参拝の作法】

➡金額の意味と願い事の作法を解説する投稿はこちら


ご期待ください🌸

神社本庁による「参拝の心とかたち」の解説動画です。ぜひご覧ください!



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 このブログを運営する「nroio.online」は、サッカーの選手として12年・指導者として5年間の経験があります。日本サッカー協会のシンボルである八咫烏への関心をきっかけに神社と日本神話の世界へ引き込まれ、以来10年にわたり全国の神社を参拝・記録し続けています。熊野三山をはじめとする神社への一次取材と、神話・民俗学への継続的な学びを土台に、「神社参拝をもっと深く楽しむための知識」を発信しています。

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