今回は新潟県、越後国の一宮である「彌彦神社」へと参拝に参りました。
弥彦山の山麓に鎮座していらっしゃる新潟県内では随一のパワースポットである彌彦神社は、私も幼い頃から何度も訪れたことのある由緒正しき一之宮です。
私自身、祀られていらっしゃるご祭神も、参拝方式が他の神社と一風変わっているという点においても知らずおりました。それでは彌彦神社を巡ってみましょう!
いざ参ります。
越後国一之宮 彌彦神社の見どころを巡る参拝ルート
MAP上では高速道路を利用していますが、新潟西バイパスから国道116号を利用して彌彦神社へ向かいます。片道約1時間ほどの道のりです。
Today’s Sacred Destination
越後国一宮 彌彦神社
えちごのくにいちのみや やひこじんじゃ

場 所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
御祭神:天香山命(あめのかごやまのみこと)
※別名 高倉下命(たかくらじのみこと)

ご祭神は「天香山命」
天香山命(あめのかごやまのみこと)は高倉下命(たかくらじのみこと)とも呼ばれ、日本の最高神である天照大御神のひ孫にあたります。
神武東征の折に韴靈剣(ふつみたまのつるぎ)献上により神武天皇は危機を乗り越えました。
こちらの画像は「天香具山命」というテーマで生成AIを用いて作成いたしました。
父神は饒速日命(にぎはやひのみこと)、母神は※天孫降臨1に供奉して天降られまし天道日媛命(あめのみちひめのみこと)でした。
▶もっと詳しく…
天香山命が、紀伊国熊野にいらっしゃった頃、東征中の神武天皇(神武東征)は、熊野にて敵の毒気により昏睡に陥りました。この危機に天照大御神と武甕槌命は天香山命に武甕槌命が国土平定に用いられた霊剣の※韴靈剣(ふつのみたまのみつるぎ)を神武天皇に献ずるよう夢の中で告げました。
韴靈剣とはかつて武甕槌命が国土平定に用いられた威力ある霊剣です。神武天皇に韴靈剣を献じたところ、霊剣の威力によって昏睡から覚醒し、天香山命の韴靈剣献上の大功により危機を乗り越え、その後初代天皇として即位したといわれています。
神話にも登場した武甕槌大神についてご紹介している投稿があります↓
➡武甕槌大神——武力を誇示して国譲りを果たされた最強の武神|鹿島神宮のご祭神

新潟駅から車で約1時間。彌彦神社の大鳥居へと辿り着きました。
昭和57年に上越新幹線の開通を記念して建立されたもので、私と同じ年代に建立されています。
また、こちらの鳥居は全国でも3番目に大きな鳥居であるそうです。
彌彦神社は新潟県(※旧国名:越後国)の一宮です。
旧国名とは
律令制の時代の行政区分の事。律令制とは奈良時代から明治時代までの事で各地域に役所(国衙)が置かれた。ちなみに、旧国ひとつに一宮が一つ存在するのが一般的です。
旧国名の例…
摂津(せっつ)【兵庫県南部・大阪府北西部】 一宮は住吉大社
和泉(いずみ)【大阪府南西部】 一宮は大鳥神社
河内(かわち)【大阪府南東部・中部】 一宮は枚岡神社
私の出身地である新潟県の旧国名は越後国と呼ばれていました。一宮は彌彦神社(正確には越後国の一宮は三社存在します)福井県 敦賀市 から 山形県 庄内地方 の一部に相当する地域を越国 (こしのくに)と呼ばれており。新潟県の旧国名は越後国(えちごのくに)と称され、現在の福井県から新潟県までの地名が京都に近い場所から越前、越中、越後と名付けられました。

駐車場に車を停めてようやく彌彦神社の一の鳥居に到着いたしました。さっそく鳥居に近づいてみると…

彌彦神社のご由緒書きです。ご祭神でいらっしゃる天香具山命のご由緒について記されています。

鳥居の柱の下に5センチほどの隙間があるのがお分かりいただけますでしょうか?これは雪が積もった際に柱が雪に埋まって腐らないようにするための、雪深い新潟ならではの工夫だそうです。
鳥居についての詳しい解説はこちらから
➡鳥居の種類とは? 鳥居の意味・語源・形状を神社巡り経験者が解説

一の鳥居をくぐってすぐ左側に伺う事が出来る玉の橋です。神様がお渡りになるといわれている橋で、季節によってはライトアップされてとても美しいお姿を見せてくれます。

まずはこちらの手水舎で手を清めたいと思います。若干年季の入った様子の手水舎ですが、彌彦神社の歴史をと情緒を感じさせます。右手➡左手➡口➡柄杓の順で清めて本殿へ向かいます
手水舎の利用方法について詳しく知りたい方はこちら↓
➡手水舎に込められた祓いの意味とは|正しい作法と由来を紐解く

手水を利用した後は参道をまっすぐ進んでいきます。やはり一之宮であるだけあって境内は非常に広いです。参道の正中は通らず、両脇に敷き詰めてある玉砂利を踏みしめながら参道の先に見える隋神門を目指します。
正中を通らず参道の脇を歩く。玉砂利を踏む意味とは?
➡鳥居をくぐる時は左右どっちの足から?|参道の歩き方を紐解く

長い参道を歩いた先にあるのがこちらの隋神門です。隋神門とは神門の一種で、随身様と呼ばれる彌彦のご祭神の従者が鎮座していらっしゃいます。

スタイリッシュな狛犬さんです。隋神門の両脇を守っていらっしゃいます。

参拝様式は一般的には二拝二拍手一拝ですが、彌彦神社は「二拝四拍手一拝」の参拝様式を採用しています。これは出雲大社と同じ参拝様式です。
どうして彌彦の参拝様式が四拍手であるのか詳細についはわかっておりませんが、丁重に参拝する作法として伝わったそうです。実際に現地で周囲の参拝客の拍手を耳にすると、一般的な神社よりも二つ拍手が多いので、不思議な感覚に陥ります。
▶新潟がロケ地の映画
原田泰造さんが主演の「ミッドナイトバス」という映画では、新潟がロケ地となりました。その映画のワンシーンに彌彦神社で原田泰造さんが参拝をしていらっしゃるシーンがありましたが、その際もしっかりと二拝四拍手二拝の形式で参拝をしていらっしゃいました。
夜行バスの運転手である主人公が、東京と新潟を行き来する中で家族の在り方を模索しながら、主人公や家族の葛藤を描いた映画です。非常に哀愁が漂う内容の映画で、見終わった後にはしばらく余韻に浸りたくなるような哀愁の漂う映画です。
拝礼の作法には、ひとつひとつに意味があります。
礼、拍手の正しいやり方と意味はこちらで詳しく解説しています。

彌彦神社のさざれ石
彌彦神社にも日本国歌に登場するさざれ石が存在します。拝殿に向かって右側を出ると鼓楼があるのですが、その反対側にひっそりと佇んでいます。公式のホームページにも掲載されていませんのでぜひ探してみてください。
さざれ石の説明についての説明はこちらの投稿で解説を行っています↓
➡信濃国一之宮・諏訪大社 下社編|日本三大奇祭を執り行う諏訪神社の総本宮

火の玉石
願い事を思いながら石を持ち上げた時に、考えていたよりも軽いと感じた場合には願い事が叶い、重いと感じた場合に願い事がかなわないといわれている吉凶を占う石。
一つ前に並んでいたマッチョな方が軽々と石を持ち上げると一見軽く見えてしまうので困ります。

相撲場
彌彦神社にも立派な相撲場が存在します。何度もお話しましたが、相撲は元々諏訪の神様の力比べが起源であると言われています。
相撲の起源となった神様の神話についてはこちらの投稿で詳しく解説しています↓
➡信濃国一之宮・諏訪大社 上社編『君の名は。』の絶景と龍神伝説・相撲の神を訪ねる旅

彌彦神社の御朱印
細身で見とれてしまうほど秀麗な字体をしていらっしゃる御朱印ですね。
彌彦神社へのアクセス方法(駐車場・最寄り駅)
所在地
〒959-0393 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
TEL:0256-94-2001 FAX:0256-94-4552交通アクセス
上越新幹線
燕三条駅で弥彦線に乗り換え、終点弥彦駅着
弥彦駅より神社まで約1km 徒歩15分程
燕三条駅よりタクシー利用は約13km 約30分北陸自動車
三条燕ICより約13km 約30分(関東方面よりお越しの場合)
巻潟東ICより約15km 約30分(新潟方面よりお越しの場合)※詳しいアクセス情報やご由緒については🔗越後一宮 彌彦神社の公式ホームページをご覧ください。
筆者がこの神社を訪れた日:2025/4/8
参拝回数: 15回以上
撮影機材:スマホGalaxyを使用
※「この記事は私の実体験をもとに執筆しています」

彌彦神社の表参道にある門前町の風景です。令和7年4月8日に開店したばかりの「弥彦MONZENカフェ」にて昼食をとりたいと思います。

私も年齢を重ねたからでしょうか、和風の佇まいの建築物には非常に愛着を感じるようになりました。

「弥彦MONZENカフェ」はこちらですね。プリンなどのスイーツをテイクアウトできるようです。

改修したばかりの店内は落ち着いた色調の小洒落た内装です。
今回はいただくことはなかったのですが、こちらでいただけるパフェは鳥居の形をしたクッキーが施されている遊び心のある逸品だそうです。弥彦神社に参拝にいらっしゃった際にはぜひ召し上がってみてください。

村上牛の煮込みハンバーグのセット1,680円。
広い境内を散策したので空腹感を感じているところでやっと食事にありつけました。

ハンバーグにフォークを入れるとジュワッと爽やかな肉汁が溢れ濃厚なデミグラスソースと一緒に余す所なく食材をいただきます。
一緒に煮込まれているしめじも程よく歯応えがあり、周りの付け合わせもまた丁度よいアクセントとなります。ハンバーグを口に含んだまま、新潟県産コシヒカリのライスを口いっぱいに頬ばると村上牛の肉汁のうまみとお米の甘みがまじりあって旨味が口の中いっぱいに広がります。非常に贅沢な食事をいただき満足な午後でございました。
弥彦MONZENカフェ
住所: 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2927-1(四季の宿みのや 1F)
営業時間: 10:00~17:00(料理L.O. 16:00)
電話番号: 0256-94-4000
定休日: 不定休
アクセス: 彌彦神社から徒歩約30秒
今回は、わが故郷の越後国一宮である彌彦神社をご紹介いたしました。
まだまだこちらの神社はご紹介できていない場所がたくさんありますので、今後もう一度違う視点からご紹介させていただきたと思います。その際は「御神廟(ごしんびょう)」と呼ばれる彌彦神社の奥宮もご紹介したいと思います。
次回は愛車を飛ばして東京の最強厄除け神社へと参拝へ訪れようと思います!
それではいざ、全国の神社を巡る祈りの旅へ参ります!
➡小網神社——戦災を免れた逸話が残る東京最強の厄除け神社



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