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Ep.14 神社にはどのような建築物があるのか|鳥居から手水舎まで神域の意味を紐解く①

 本日は、神社の構造や建造物を神社へ参拝をした際に目に入る順に解説をしようと考えています。今回は門前町から御神木までを解説し、二度に分けて皆様に解説を行おうと考えています。

神社の基本的な構造・建造物

※この記事は神社参拝作法シリーズの一部です

  1. 門前町(もんぜんまち)
  2. 社号標(しゃごうひょう)
  3. 由緒書き(ゆいしょがき)
  4. 鳥居 (とりい)
  5. 参道(さんどう)
  6. 玉垣 (たまがき)
  7. 狛犬(こまいぬ)
  8. 灯籠(とうろう)
  9. 神橋(しんきょう)
  10. 手水舎(ちょうずや/てみずしゃ)
  11. 御神木(ごしんぼく)

1 門前町(もんぜんまち)

有力な寺院や神社の門前(入口付近)に形成された町のこと

参道沿いに参拝客を対象とした宿屋(宿坊)や食事処、土産物屋などが集まる街並みです。神社の門前に発達したものを「鳥居前町(とりいまえまち)」とも呼ぶそうです。

私と門前町

以前投稿した越後国一之宮 彌彦神社の投稿でも私が門前町で食事をした体験について後悔していますが、信仰と商業が結びついた歴史的な街並みです。まだ、長い歴史があるわけではないそうですが、「伊勢神宮」の門前町である「おかげ横丁」が最も有名なものです。

2 社号標(しゃごうひょう)

神社の名前(社号)を刻んだ石柱のことです。 

主に神社の入口や鳥居のそばに建てられており、その神社の正式名称を示しています。 神社の表札のような物ですね。神社へ参拝をする際には確認をしてみてください。

私と社号表

 私は必ず規模の大きな神社へ参拝すると社号表と鳥居が同じ構図に収まった写真を撮影します。写真の撮影の前にご本殿に参拝をしてからですよ、という声が聞こえてもおかしくありませんが、一目見てどちらの神社を参拝に訪れたのかがわかる神社におけるフォトスポットとなっています。有名な島根県の出雲大社の社号表の前で撮影をされる方も沢山いらっしゃるようですね。

3 由緒書き(ゆいしょがき)

 その神社の縁起や由来、また御祭神やご利益といったものが記された、神社へ訪れた方へ向けた案内をしている立て看板のようなものです。

私と由緒書き

 私も神社を訪れる前には、必ずと言っていいほどその神社のご由緒について調べていきますが、(詳しく知りたい方はこちらをチェック👉Ep.17 神域を訪れる前に整えたいこと|神社参拝の準備と心構えを解説)訪れた神社が創建された経緯や時代について、どのような神様がお祀りされているかなどが記されています。どのような神話に登場された神様がお祀りされているのか理解するだけでも参拝をする理由に深みを増すことができます。

4 鳥居 (とりい)

神社の入り口に立つ門のこと。

俗世と神聖な神域を分ける結界であり、神様の存在を示すシンボルです。また、鳥居をくぐることで参拝者が悪い運気を払い、浄化させるとも言われています。

鳥居や参道にはくぐりかたや歩き方の作法を知りたい方はこちら

👉【鳥居や参道の歩き方について詳しく見る】

5 参道(さんどう)

入口にある鳥居からご本殿まで続いている道の事です。

参道を歩くことで、一歩ずつ神様の世界に近づいていきます。参道の中央は神様の通り道とされている「正中」と呼ばれ、正中を避けて参道の脇を歩くようにするとよいそうです。

私と参道

私は参拝に慣れていない頃、参道の「正中」を避けて歩こうとすると、不自然な振る舞いになってしまう事がありましたが、現在はその様なことはありません。神社での作法を煩わしく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、神社の参拝をする方の中には企業の経営者や事業を成功された方も多く存在し、そのような作法に則った振る舞いが、精神的な影響を与えるため、神社の参拝を行うというような考察をすることも出来るようです。

実は、参道の正しい歩き方を詳しく知っている人は多くありません。
正しい参拝の流れを知らないまま参拝していませんか?

➡【はじめての神社参拝|基本の流れを詳しく解説】

6 玉垣 (たまがき)/瑞垣(みずがき)

神社の周囲にめぐらされる囲いのことです。「神聖な場所を囲む美しい垣」という意味があるそうで、俗世と神域を区切る境界線だと言われています。木や石で作られる事が多く、寄進者の名前が記されることがあり、気になっている方も沢山いらっしゃると思います。

※玉や瑞はともに「美しい」「神聖な」の意味があるそうです。

7 狛犬(こまいぬ)

 神社の鳥居の内側や参道、社殿前などに置かれる一対の霊獣(想像上の動物)の像のこと。神社によって様々なお姿をしていらっしゃいます。狛犬の代わりに、神使として稲荷神社では狐、天満宮では牛、狼や猿が配されることもあります。

8 燈籠(とうろう)

 忌火(いみび)と呼ばれる、神宮などでは数百年以上も消さずに灯る種火があるそうです。神社では神聖な火を灯すことにより、神域としての印、また、魔除けとして基本的に灯りをともし続けます。材料・形・使い方等さまざまなものがあります。

9 神橋(しんきょう)

神社や神聖な場所(神域)に架けられた橋の総称。

一般的な神社でも参道を横切る川や池に架かる橋は神橋と名付けられているものが数多くあります。社頭を流れる川などには、人の住む俗界から神域を区切る役割があり、神橋を渡ると魂を浄化するという意味があると伺っています。

10 手水舎(ちょうずや)

神社やお寺で参拝前に身を清める場所のことです。

 本来の川や海での「禊(みそぎ)」を簡略化したものです。参道の入り口付近に設置されており、水をくみ、手を洗い、口をすすいで心身を清める儀式を行います。

 読み方: 「てみずや」「てみずしゃ」または「ちょうずや」「ちょうずしゃ」と読みます。

私と手水舎

私が神社を参拝してきた限りでは、小さな規模の神社にもほとんどと言って良いほど用意されているのが「手水舎」です。私だけ感じている事ではないと思いますが、神社の参拝を行う際の醍醐味と言ってもよい一つの要素であるかもしれません。手水で手を清めることは心身を清めるための「禊」に由来しているそうです。

手水舎では心身を清めます。正しい手順や意味を
知っておきたい方はこちらをご覧ください。

👉【手水舎の作法を初心者向けに解説】

11 御神木(ごしんぼく)

神社の境内にある、神聖な巨木や古木のこと。

 神が宿る「依り代(よりしろ)」として神聖視される木で神社の境内にあり、しめ縄が張られたり柵で囲まれたりしています。自然崇拝に根ざし、その土地の守り神や神様が降臨する場所とされ、杉や楠などが多く社殿をもたない神社では、御神木が御神体となっている場合もあります。

私と御神木

私が神社を参拝してきた経験から感じた限りでは、神社の境内にあるしめ縄が施された大きな幹の樹木がその神社の「御神木」であることが多いです。規模の大きな神社では御神木の横に立て札が立てられていることがあるのでぜひ一度読んでみてください。

参考文献

※

まとめ

 本投稿では、神社の参拝に際して重要な建築物や構造物について詳細に解説しました。まず、神社の基本的な構造を理解するために、門前町から御神木までの各要素を順に紹介し、それぞれの役割や歴史的背景について説明しました。

 今まで何げなく目にしていた手水舎、御神木といった主要な建築物や象徴物についての解説を受けると、神社参拝時に目にする各構造物の理解が深まり、より楽しく神社巡りをしていただけるのではないかと思います。

 次回の投稿では、今回の続きとして、皆さまにも馴染みのある本殿をはじめとする建造物について詳しく解説いたします。

 それでは次回の解説巡りの旅に参ります!どうぞお楽しみにしてください。

今回ご紹介した建築物の一つである鳥居に手の解説をしている動画です。今後、鳥居についてはもう少し深掘りをして解説いたします。もしよろしければご覧ください。


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<著者プロフィールボックス>

 このブログを運営する「norio.online」は、サッカーの選手として12年・指導者として5年間の経験があります。日本サッカー協会のシンボルである八咫烏への関心をきっかけに神社と日本神話の世界へ引き込まれ、以来10年にわたり新潟市を拠点に神社の参拝に対して記録し続けています。熊野三山をはじめとする神社への一次取材と、神話・民俗学への学びながら「神社参拝をもっと深く楽しむための知識」を発信しています。現地参拝の記録はX・Instagramでも発信しています!

※記事制作では、実際の参拝経験と自分で撮影した写真を軸に、神社公式サイト・神社本庁・神話原典等を確認したうえで執筆しています。AIは文章やイメージ制作の補助として使用する場合がありますが、神社の事実情報については出典確認を行っています。

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